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映画『ヘルタースケルター』を観た

 映画『ヘルタースケルター』を観た。思っていたよりもずっと原作に忠実だった。原作の完成度が高いので、映画ではどんな風になるのかと不安であったが、大きく手を加えなかったところが良かったと言えるのではないか。色も原作はマンガだからモノクロだけれど、映画では監督の蜷川実花的極彩色が激しく発揮されているのであろうと覚悟していましたところ、意外とそれほどでもなく、とても楽しく(?)観ることができた。楽しくというか、ちょっと泣きそうだけれども。

 音楽を担当したのが私の大好きな上野耕路だったので、迷わずサントラ盤も購入。映画を観る前にゲットだ。ニナ・ハーゲン・バンドの曲が入っていて懐かしい。何度かネットなどで「椎名林檎は戸川純をこじらせている」という書き込みを読んだことがあるけれど、戸川純も相当ニナ・ハーゲンをこじらせているよなぁ、という話は大昔よく言われていた内容。そんな戸川純の曲も収録されているというサントラ盤です。豪華ですね。まぁ、どちらの曲も収録アルバムを持ってるけどな(笑)。そして、こちらのサントラ盤には毎回飛ばして聴かないけれども(スマン)、浜崎あゆみさんの曲も入っているらしい。

 サントラ盤を聴きながら、何となく映画の中の空気というか世界観というか、そーゆーものを思い浮かべたり、主演のエリカ様の演技を思い返したりすると、もう1回くらい観たいような気がするのだった。ある著名な映画監督が「美容整形の怖さを表現しただけの“ただの美容整形外科ホラー映画”」と評したそうだが、それが本当なら心底たまげる。これは異性からも同性からも、じろじろと見られる性である女性というものについて描いた作品だ。そうやって消費されながらも、強く生きていこうとする女の子の話。美容整形なんて、われわれ女性の現実を分かりやすく説明するための、ただの装置に過ぎず、お話の核はそこにはない。

 そんなことをぼんやり思うと、やっぱりもう1回観たくなる。あるいは、DVDが出たなら、買ってしまいたくなるのかも。

 
 

20120723_1

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