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さよなら、伯父さん

健全でゆたかに生きて悔いもな志

 

 火曜日の夜に、父方の伯父が他界した。数え年で100歳の大往生。3年ほど前から、高齢者専用のきれいな病院に入院していたけれど、病気というほどのことでもなく、家族に見守られ、苦しまず老衰のような感じで亡くなったようだ。

 翌日の水曜日、私も仕事を早引きしてお線香をあげに行く。今までどうもありがとうございました、という気持ちになる。私は幼いころからずっと、親戚のみなから、「伯父さんは、わごむちゃんのことが可愛くて仕方がないんだね」などと言われてきた。それは私がいとこたちの中では一番年下で、年齢も離れていたせいだろうと思っていた。年下ということで、伯父だけでなく、みなから可愛がられていたので、年下というのはそういうものだろうと思っていた。でも2年前に亡くなった、この伯父の妻であった伯母から、「うちのお父さん(夫)は、昔からわごむちゃんのことを娘の様に可愛がっていた」と、しみじみと言われ、私が思っていたよりも特別な感じだったのかな?と、初めて思ったのだった。

 さて、伯父宅では、弔問にいらしてくださった方々のことはほぼ存じ上げず、何となく手持ち無沙汰であったので、私は庭や家の中をウロウロ。すると、応接間で伯父が書いたらしい短冊を発見したので、さっそく写真に撮る。以前お見舞いに行った際にも、病室で「歌を詠んでいるんだよ」と、いくつか見せてくれたことがあった。そのときは、「これはあのニュースのことを考えたときに書いた」とか、「花を見ながら思ったことを歌にした」などと説明してくれ、へぇ〜っと思ったものだ。今回、伯父が亡くなった直後に見つけた歌が、人生を振り返って詠んだもののようで興味深い。「健全で」で始まるところが、真面目な伯父らしい。

 短冊はその辺に置いてあったのを、壁に立てかけて写真に撮ったのだけど、壁が石のタイルだったので、何だか温泉の大浴場で写したみたいになってしまった。なんでこんな壁なのかよく分からん。暖炉の背後にある壁だからかも。ちなみに、近くには昭和の香りが漂う猛禽類の剥製もまだ置いてあったので、こちらも撮ってみました。写ってないけれど、さらに横には、ウン十年前に家の前で伯父と一緒に撮ってもらった私の写真も飾られている。新築祝いのときの写真だ。当時まだ幼稚園児だった私は、生意気にもブーツ履いて写っている。伯父は新しい我が家の前で、嬉しそうな表情だ。

 さぁ、それではサヨナラだ。お別れです。伯父さん、長生きしてくれて、どうもありがとう。そして、お疲れ様でした。あちらでも、どうぞ健全でゆたかに!また会いましょう。

 

猛禽類?  

 ザ・昭和な置物と壁(笑)。写真右端に「健全」の文字まで、たまたま入る!
 写真は夕暮れ時にiPhoneで撮ったものなので、暗くてスミマセーヌ。

 

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Comments

伯父様のご逝去お悔やみ申し上げます
優しくて力強い達筆で記された俳句ですね

少ない文字の中に何故か人生を語られたエッセイを
読ませて頂いている気持ちになりました

猛禽類の剥製を撮られる所が私が想うわごむさん
らしいのですが
<ブーツを履いた少女>もみせて頂きたかったです

何時も楽しませて頂いています

Posted by: 矢車草 | August 30, 2014 at 14:46

矢車草さま、亡くなった伯父へのお悔やみを頂戴いたしまして、どうもありがとうございます。

伯父と私は、祖父と孫くらいの年齢差がありました。伯父と父も、親子ほど離れていました。多分伯父は、歳の離れた末の弟であった父のことが可愛かったのではないかと思います。いたずら小僧だったようです。その延長で、私のことも可愛がってくれたのかなと思います。

ブーツ姿の写真は、すっかり日焼けして、カラー写真だったとは思えないほど、白茶けたセピア色になっていました。だって、ずいぶん大昔の写真ですものね。

Posted by: 山口わごむ | August 31, 2014 at 00:21

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