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クロワッサンとカフェ・オ・レ - Croissants et café au lait

クロワッサンとカフェ・オ・レ -  Croissants et café au lait
 
 

久しぶりにクロワッサンを食しました。この10年くらい、お菓子のような甘いミニクロワッサンをよく目にしていたので、逆に普通サイズのクロワッサンを大きく感じてしまう。

軽く焼いてサクサク感を取り戻させなければ。でも、焦がさないように気を付けなければ。そんな思いでガン見しながら焼いたので、ちょうど良い具合になりました。バターの甘い香りが漂います。
本当に危険なほど美味しいぞ、クロワッサン。小麦粉とバターがヤバイ。糖質と脂質が非常にヤバイ。危険を感じつつも、せっかくなのでカフェ・オ・レにダンキンしながらいただきましたぜ。フランス人ですぜ。ダンキン(dunkin’)、英語だけど(でも、今どきダンキンって言わないかも? 詳細不明)。

ところで、コーヒーは今でもフレンチプレスで淹れているのですが、お店でコーヒー豆を挽いてもらうときに、「フレンチプレス用で」とお願いすると軽く驚かれるのがコチラも軽く恐縮です。コーヒーは冬場にちょっとだけ飲む程度なので、頻繁に購入するわけではないためお店サイドもなかなか慣れてくださらないのかも。毎度驚かせて申し訳ないです(ウチ、手動のコーヒーミルしかないので最近は疲れるため外注)。

さて、写真の手前でほんのりボケながらふんわり湯気のたつカフェ・オ・レが、どことなくお味噌汁に見える。それにはワケがございまして、器がお椀です。大きめのお椀でサイズ的にカフェ・オ・レ ボウルでしたので採用しました。会津塗です。ついでに言うとクロワッサンのお皿はおフランスのカジュアルなカフェ的雰囲気を漂わせていますが、瀬戸赤津焼です。という訳で、フランス人のフリはいろいろ絶望的でしたぜ。

 

 

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柿色

  
 

子どものころ、洗朱のことを「柿色」と言っていました。「柿色のお皿」などと、母と話していた記憶。幼稚園から小学校低学年くらいの遠い遠い記憶です。その当時、柿モチーフのブローチを持っていて、それがそんな色でした。その柿のブローチはT子ちゃんという近所にお住まいだった少し年上のお姉さんから頂いたもの。

T子ちゃんからは洋服や靴、児童書など、たくさんのお下がりをいただいておりました。とてもステキなものばかりで、本当に嬉しかった。お下がりが嫌だと思ったことなど一度もありませんでした。お引越しされたT子ちゃんのお宅の近所には、超有名芸能人の方のお宅もあり、遊びに伺った際にその超有名人邸の門の前で一緒に並んで写真を撮っちゃったりもした。ところで、今思うと柿のブローチって、なかなかシブいよね。昭和な感じで、今探そうと思っても見つからない気がします。

そんな思い出が脳裏を駆け巡る洗朱のお皿に豆大福のおやつ。私は洗朱よりも、朱の真っ赤っかな塗りがいいなぁと憧れているのですが、古い昭和感が漂うお皿も使わなくちゃとシャターを切りました。母との会話の「柿色」と、T子ちゃんのことを思い出せる良いお皿でもあったなぁと思え、やっぱりちょっと大事にしようかと思いました。いや、でも洗朱のカラーだって悪くはないよ!とも思う。思えてきた。

ところで、大きくなったT子ちゃんは歯科医師とご結婚されお子さんを3人もうけた、というところまでは母から聞いていました。でも母が亡くなってしまい、もうその後は分からない。『みどりのゆび』という本もT子ちゃんからいただいたことを思い出した。もうT子ちゃんとは繋がることはないのでしょうかね。小さいころの思い出。でも、覚えているよ! その節はお世話になりました。どうもありがとう、T子ちゃん。

 

※実際の「柿色」と「洗朱」は異なる色ですが、個人的な思い出の話としてご理解いただければと存じますです。 

 

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